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おっさんトモの、音楽生活

日々の生活をちょっとだけ豊かにする音楽。おっさんになった僕(トモ)の30歳から始める音楽生活を紹介します。

鳴るギター、鳴らないギター

どうも、おっさんトモです。

前回の記事で書いたように、最近遊具をゲットした私です。

 

この記事はとても長いので、暇な時にゆっくり読まれることをお勧めします。

なお、伝わりやすいように画像などで説明したかったのですが、絵は一切ありません。

想像力をフル活用してお読みください。

 

私の手に入れた80年製のmorris w-50は、ナットとサドルの調整だけで結構綺麗な音を出してくれている。

以前持っていたM-400に比べると、ボディはしっかりしていてどっちかというとジャキッとした感じの音かな。合板だからか箱なり感は少ないけど、とてもバランスいいし、ピックでストロークすると音量もそこそこある。

 

はたして、この23000円のギターの音は良いのか悪いのか。

 

よく良いギターの説明をするときに耳にするのが、『鳴ります』というものです。ちとこの辺の曖昧な表現が、いつも数値を扱うエンジニアの私には分からなくて、結構調べてみてました。

単板は鳴りやすい、合板は鳴りにくいとか、箱鳴りするとか、馬鹿鳴りする、弦鳴りするとか。音量がでかいのが鳴るギターだとか、倍音が豊かなのが鳴るギターだとか。ある場所では鳴らないギターは楽器ではないとかまで言ってたり。いやいや、そんな事は無いだろうと、楽器だろうと、そんな事を思いながら、鳴るギター、鳴らないギターってどういう事を言うのだろうって考えてたわけです。

ちなみに、私のw-50が鳴るのか鳴らないのかは良くわかりません。結局鳴るとか鳴らないとかってのは相対的なものであって、絶対的な評価基準は無いからです。

 

長い前置きになりましたが、今回は、鳴るギターと鳴らないギターについて、エンジニアとしての私がちょっと違う切り口で考えてみようのコーナーです。

 

まず、そもそも楽器とはどういうものか。

楽器とは、特定の周波数の振幅を増幅して大きな音として出力する道具です。まぁ、厳密には、楽器には演奏が出来なければならないという縛りがあるので、特定の周波数というのをコントロール出来るという条件が加わります。が、鳴りを主題におきますので、今回はプレイアビリティの部分には触れません。念のため。

 

例えば、リコーダー。

吹き口から空気を吹き込むと、その吹き込まれた空気がラビュームというエッジにあたります。

エッジに当たった空気は、様々な周波数の振動を発します。

その振幅を持った空気は、出口に向かって流れますが、この時、ラビュームから出口までの距離(以下管長)と綺麗に重なる波長を持った振幅だけが増幅されます。管長の倍の波長、管長と等しい波長、管長の半分の波長…に加え、僅かですが1.5波長、2.5波長、3.5波長など、波の節が管長に重なったものも増幅されます。このうち、最も振幅の大きな音、つまり、波長が一番長い管長の倍の音が一番大きな音として基準の音になります。

 

これはギターにも言える事で、弦長の倍の波長が増幅されたものが基準の音となり、それに様々な波長の成分が付加されて我々の耳に届きます。

 

さて、ギターという楽器は、リコーダーと違い、弦が弾かれた時点で発せられる周波数が決まります。その弦の振動をナット(またはフレット)とサドルで受け、それをボディとネックで増幅します。ここで、弦振動をどれだけ増幅できるかによって音量が、どの周波数帯を強調するかによって音質が決まります。

 

世の中の鳴るギター、鳴らないギター争論には、この音量を重視するか、音質を重視するかがぐちゃぐちゃになっているようです。音量が出るのが鳴るギター?倍音が豊かなのが鳴るギター?こういう感じで、そもそも鳴るギターってなんなのよ?ってなってるのでしょう。

 

ここで、とにかく音量が出るのが良いギターと考える場合。(多分、ほとんどの場合こちらのことを言ってる気がします。)

音量というのは、波の振幅を大きくするということです。どういうことかと言うと、弦自体の振動をきちんと受け止めつつ、その振動をネックやボディに伝え、板自体や箱の中の空気を振動させて大きくして出力するということです。一番大きな音とが聞こえるのはサウンドホール前だと思うので、一番増幅されるのはボディ内の空気を振動させる時ですね。空気を振動させるにはボディの板が振動しなければなりません。ボディの板が振動するには、ブリッジやネックがきちんとボディに振動を伝える必要があります。

ネックは、ボディサイドに接続されていますが、ボディサイドからの増幅に比べれば大きな振動が期待できるボディトップからの入力であるブリッジが重要と言えるでしょう。また、ボディに効率良く振動を伝えると考えると、ネックは弦振動を殺さないように硬いべきだと思います。ボディ自体は、あらゆる周波数に対して柔軟な振動をすることが望ましく、きちんと振動を空気に伝えるだけの剛性と、振幅を大きくする柔軟性が必要です。その2つのバランスがいい単板という素材が、大きな音量を狙うギターに使用されてきた理由だと思います。接着剤で貼り合わせた合板は剛性は上がりますが、柔軟性を犠牲にしますから、どうしても振幅は稼ぎづらいですよね。

 

さて、音質がいい(これまた微妙な表現ですが)のが鳴るギターだとした場合。

倍音が豊かとか、低音がよく出るとか、そういった音質に関わる要素は、ギターにとっては非常に多様です。つまりは、どの部分を強調して増幅させたいか(どんなキャラクターの音にしたいか)があって、その狙いを構造や材質によってコントロールしているという事です。前者であれば、ボディサイズ、ブレージング、板厚など、形状に関する事ですし、後者であれば木材の種類や単板、合板の選択でしょう。場合によってはある周波数を削るためにわざと鳴りにくい構造をとったりもするかもしれません。ある人はそれを鳴らないと表現するかもしれませんが、別の人は倍音が綺麗で鈴鳴りだと表現するかもしれません。

 

結局は、鳴るか鳴らないかは一概に言えるものではなく、どのような音を求めるかによって変わるという事です。

(さらに言うと、増幅され発せられた音がどのように演奏者や聴き手に伝わるかと言うのも重要な要素ですが、今回は割愛します。ただし、かの高級バイオリンStradivariusが、演奏者に対する音の指向性特性が特異だった事から、鳴る議論の要素としては非常に重要とは考えます)

 

では、楽器としての実力(優劣)は『鳴る』などといった簡単な基準によって判断することができない、というとそうでもないと思います。

はじめに戻りますが、楽器というのは、特定の周波数の振幅を増幅して大きな音として出力する道具といいました。特定の周波数というのが、楽器を楽器たらしめる要素であり、増幅させたい周波数がきちんとコントロールできるかというのが楽器としての生命線とも言えます。よく、音抜けとか音の分離と聞くのもこの事で、必要のない雑味を取り除いて、いかに必要な振動だけを十分に増幅できるか。が重要なのです。そこに明確な狙いがあり、あえて味わいや趣を残すのは楽器として優秀な部類に入るでしょう。

 

さて、私のw-50ですが、オール合板、ボディしっかりめの作りなので、つま弾いた際の音量は小さめな印象です。ただ、その分倍音が綺麗で、低音から高音までのバランスが良いです。ストロークは歯切れよく、弦の振動を殺さないからか音量は大きめ。ボディがビリビリ振動してる感じは少ないが、張りのいい音がします。

これが果たして鳴るギターと言うのか言わないのかはわからないですが、少なくとも23000円の価値は十二分にあったと感じでいます。

 

さて、今回は鳴るギター、鳴らないギターについて、たくさんの人が書いている切り口とちょっとずらして攻めてみました。

あえて最後に明記します。

この記事に記載された内容はすべて個人の主観です。

Morris W-50 と、その弦高調整

どうも、おっさんトモです。

 

数年前に愛用のアコギを手放してから、たまに発症していたアコギほしいほしい病。

 

今回、とうとうヤ◯オクでポチってしまい、MorrisのW-50というギターを手に入れました。当時の価格で5万円のギターです。

 

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1979年から1980年のものです。シリアルが9から始まっているので、おそらく79年製造の80年販売。公式には、シリアルナンバーでの判別はできないようです。

 

ヘッドにはTFのロゴが入っています。当時、WシリーズでTFのロゴが入っているものは、すこしだけグレードが高めで、オールハンドメイドでした。中級〜上級をターゲットにしていたようですが、このモデルはTFの中でも一番下のグレードです。

 

ボディは全て合板です。W-50でも、すこし前の年代の一部の機種ではトップにスプルース単板を使用していたモデルもあるようですが、これはしっかり合板です。

サイドとバックはハカランダの合板。ハカランダと言われても、それほど派手な柄でもなく、多少木目がうねっているかなぁと感じるくらいです。

所詮合板なので、過度な期待は禁物です。

バックは3ピースです。

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中央のチェスナット(くるみだっけ?)はとても綺麗なトラ目です。今ではなかなかお目にかかれませんね。

 

冒頭で出しましたが、ヘッドは縦ロゴ。

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この時代は、日本のあらゆるメーカーがマーチンやギブソンをコピーしていましたね。

ペグも全てオリジナルで、Morrisのロゴ入りです。

 

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動きも問題ないですね。

 

指板はローズウッドに、アヴァロン貝のヘキサゴンインレイ。

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すごく綺麗。ローズウッドも最近の指板の材よりよっぽど上質です。

(以前愛用していたギブソンレスポールの指板に比べても、とても目が詰まっていて色の綺麗なローズウッドです)

まぁ、私の中でモーリスのアコギは指板を染めている疑惑があるのですが…

それは置いときまして。

 

届いた直後は、弦高高すぎてこれは無理!!って感じでした。当時のギターって、結構弦高が高めに設定されていて、買ってから自分の好みに調節するようになっていたのではと思います。

 

ネックは微妙に順反り。ボディの膨らみも少ない。とてもいい感じです。

これなら、ナットとサドル高だけで調整出来そうです。

 

まずはナットの調整。

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プラスチックナットです。普通は、溝切りしながら一本ずつ弦高を調整します。

ただ、それは非常に面倒なので、ナット自体を削って弦高を下げました。これは、失敗できない繊細な作業。しかも、ナットの土台が斜めなので、角度を調節しながら削りました。

ナットの高さ調整は、2フレットのブリッジ側を押さえて、1フレット目を押さえた時に微妙にカチカチ鳴るくらい。

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これは成功です。6弦側も1弦側も絶妙な、クリアランス。

この方法ではなくて、単純に1フレットでの弦高を見る場合もあるみたいです。

0.6ミリ位が適正な弦高なんだそうです。ただ、今回はナット高の前にサドル高が高すぎるので、その方法は使いませんでした。

 

ナット高さが決まったら、続いてサドル高の調整です。

サドルも、紙やすりで底面をひたすら削ります。

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何回も外して削ってチューニングして弦高をみての繰り返し。

上は最終的なサドルです。

まだ多少高さに余裕があると思います。

 

最終的な弦高は、1弦側2.2ミリ。6弦側2.6ミリくらいでしょうか。

とてもいい感じに仕上がったと思います。

 

肝心の音なんですが…

 

まぁ、合板の音ですね。それでも、昔自分が使ってたMorrisのM-400と比べると、バランスはいいし、音量もあるし、とても綺麗になってくれてる気がします。均整がとれてます。

 

弦はマーチンのフォスファー弦にしました。ライトゲージです。

昔はミディアム派だった自分ですが、一度ミディアム張ってみたら固すぎて弾けませんでした。

 

さて、今回はW-50の紹介でした。国産のしっかりした造りの名機で、まだまだいい個体が出回っています。私の大好きなドレッドノートタイプ。

決してインターネットオークションで購入することはオススメしませんが、2万円台で手に入るギターとしてはとても当たりだったと思います。

いい家族が手に入りました。

 

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次は単板のギターを目指します(笑)

クルーソン、2ライン・2コブペグと、KTSチタンサドルに交換しました。

家に帰るのが少し楽しみになりました。
どうも、おっさんトモです。

先日お話ししたブリッジサドルとクルーソンですが、先週末に交換しました。

・ペグの交換
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交換前のヘッドです。

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クルーソンの場合、ヘッド裏のこの小さなネジだけで取り付けられています。ヘッドの表には、ブッシュがはめ込まれていて、軸が固定されるようになっています。
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今回交換するペグは、エイジド加工(経年劣化を再現するために錆びさせたり汚れさせたりする加工)されたものです。
ですが、ブッシュとネジはちょっと雑でした。ブッシュはまだ結構ピカピカしてるし、ネジなんて逆に錆びすぎです。
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どちらも左が新品です。
ネジはピッチが違うので、もしかしたら僕のギターについているものは純正のネジではないかもしれません。または、これも年代によって違うのか…
さすがにネジまでは良く分かりません。

ネジのピッチまで違いますし、ブッシュとネジは、元から付いているものを使う事にしました。

交換は簡単です。ネジを緩めて、古いの外して、新しいの付けて、ネジを締めるだけ。弦の交換より簡単です(笑)

はい、そして、これが交換後。
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やはり白いんですよねぇ。
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裏からの眺めは、なかなかに本物らしい。似てます。
チューニングの安定感は、さすがに新品だけあって最高です。

・ブリッジサドルの交換
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これですねぇ。今回は、KTSのチタンサドルにするか、ナイロンのサドルにするか悩んでおります。
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もともとついていたブラス、つまり真鍮のサドルはかなり高音が強調されるようです。つまり、キンキンした部分が多いと。
チタンサドルは、それに比べればマイルドで上品な感じになるようです。
ナイロンサドルは、60年代では純正で使われていた事もあったようですが、今のものとは違いますね。音は多少こもる感じがするようです。まぁ、柔らかいですからね。

チタンサドルといえば、ラリーカールトンですよね。ミスター335と言われたカールトンですが、結構ソリッドギターを使う事が多いですよね。音も、クランチが効いた爽やかな感じが多いイメージです。
対して、ナイロンサドルといえばクラプトンでしょうか。サイケデリックペイントのSGがナイロンサドルでしたかね。確かに、角が取れた丸みのある音をよく耳にします。

さて、で、どちらをつけたかと言いますと…

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はいこちら。チタンサドルでした。ナイロンは、予備として置いておきます。
ABR-1のブリッジサドルの交換はとても簡単です。スクリューが落ちないように留めているワイヤーを外して、スクリューを引き上げると外れます。あとは、サドルのネジを外して新しいものを付けるだけです。
ちなみに、ABR-1タイプのブリッジは、スクリューの頭が、ギターのネックの方を向いているのが正しい向きです。なので、サドルは、山がスクリューの頭方向になるように取り付けます。ちなみに、これがナッシュビルタイプになると逆です。(でも、ナッシュビルタイプのブリッジは、スクリューのヘッドがほとんど弦に触れているので、オクターブチューンがとてもやりにくかったです…)

さて、弦がずれないように行うサドルの溝切りですが、当時の純正のサドルは、溝切りはしていないようです。なので、僕も溝切りはしないで、自然に削れて収まるのを待ちます。

さて、肝心の音です。
まだ付けて一週間も経っていないので、サドルが落ち着いていない感じがありますが。ちなみに弦はダダリオの10-46です。

まず、耳障りな暴れる感じはなくなりました。ペグを同時に変えたので、そちらの影響もあるかもしれません。

中域から高域にかけて、倍音が豊かになったというか、少し上品な煌びやかな音色になりました。
生音でも、うっすらコーラスをかけているような不思議な感じです。それも、わざとらしくなくて、とても自然な印象です。
あぁ、このギターはこういう音がするものなんだと、初めてちゃんとした音を聞いたようでとても嬉しかったです。
確かに良くなってます。いい方向に変化しています。
うん、335、やっぱりいいギターですね。

先ほども言いましたが、いかんせん、まだ一週間も経たないので、もう少し落ち着いたらまた印象が変わるかもしれません。

また、スタジオなどで音を出した時にどうなるかも知りたいですね。多分、このギターの刻印ナンバードPAFに合うのではなかろうか。
いつ入れるかわかりませんが、今からワクワクしています。

今回は、ペグとブリッジサドルをチタンサドルに変えるというテーマでした。

では、また!
素晴らしいギターライフを!

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クルーソン 3 par side ダブルライン 2コブ aged

どうも。
ここのところまた少しずつギターをいじっているおっさんトモです。

今日は、予告していたペグのお話。

ペグは、ギターの糸巻きです。マシンヘッドなどと言ったりもします。

私の愛機のES-335は、70年代前半に作られたものですが、少し特徴的なペグが付いています。

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通称2コブ。ツマミの付け根のコブが二段になっています。60年代の後半から70年代のある時期まではこの2コブのクルーソンが使われていたようです。

僕がクルーソンにこだわるのは幾つか理由があります。構造がシンプル、軽い、そしてなによりカッコいい。
ゴトーとかシャーラーの金属製のペグは安いし精度もいいし、道具としてはいいと思います。
ただ、僕はギターのペグはツマミがプラスチックの方がかっこいいと思います。特に、クルーソンのあのチェルシーキャンディのようなヌルッとした感じがたまりません。

ただ、私のギターは70年代前半って事もあり、動きが少しシブいです。恐らく、潤滑用オイルが変質してギアにこびりついています。なんどか掃除しようとしましたが、やはり回していくとギアが固いところと緩いところがあります。
これがとてもチューニングをやりにくくしています。

最近、70年前後の335の復刻が増え、クルーソン社も2コブの復刻を作ってくれたようです。しかも、新品のものと、少し使い古した感じを出したaged加工をしたタイプが出ています。

ペグを新しくすると、いかにも付け替えました!っていう感じで目立ちますからね。

それが、これです。

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左が新品のaged、右がオリジナルのペグです。
細かく見ると、やっぱり違うんです。

ボタン: 新品のほうが、透明感のあるプラスチック。シャフトが透けて見えています。ヤスリで無理やり擦ったようで、表面はザラザラ。ボタンの頭についているプラスチックを型に流し込む時の跡が新品にはない。新品は少し色はついてはいますが、やはり白っぽい。

本体: 多分、ここは完全に別物です。細かく見ると金属の形状が結構違います。オリジナルは裏(ギターに取り付けた際に完全に隠れる部分)にパテントナンバーの表示があります。また、このタイプは通称ダブルラインと呼ばれ、ギターを裏から見た時の刻印が2列です。オリジナルには「GIBSON DELUXE」の文字、新品には、「KLUSON DELUXE」の文字です。ここはもしかしたら年代によって変わるのかもしれません。

ポスト: 弦を通す部分ですが、ここの形状は完全に違います。特に一番先端の形状ですが、オリジナルは平べったいですが、新品は少し丸っこいです。

エイジド加工(レリック加工)に付いては…。本体の金属パーツはなかなかいいと思います。正直、一番気合い入れて錆びさせているネジはあまり錆びさせないで欲しかったなぁ。あと、ボタンは仕方ないのでしょうかね。オリジナルは艶があり、ヌメッとしてて色も濃い。透明度も其れ程ないです。ヤスリでゴシゴシやらないで、コーヒーのステイン染み込ませてくれるくらいで良かったなぁ。
とはいえ、この加工のおかげで、違和感は最小限にできるでしょう。今までのチューニング時の違和感に比べれば全く問題ありません。

さて、これの取り付けに関しては、また別の記事で書きます。チタンサドルの交換と合わせてね。
変化点が多すぎて、音へのレビューは微妙になる気がしてますが。

ではでは。

ABR-1タイプのブリッジサドルのお話

どうも、おっさんトモです。
こちらのブログ、完全に放置してました。が、意外にも来客が多少あるので、これからは定期的に更新してみようと思います。(ネタがあればね)

さて、本日は、ちょっとマニアックかもしれませんが、ブリッジサドルのお話です。

ギターは、音を出す時に弦に触れている部分が3箇所あります。
一つがナット、一つがフレット、そして、ブリッジサドルです。
弦に直接触れている部分なので、音に関係ない訳がありませんね。

わたくしの愛機、1974年製のES-335には、ABR-1タイプのブリッジが付いています。このブリッジの駒(サドル)は純正だとブラス製です。

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オリジナルだともともとは弦がはまる溝がなく、弦が押し付けられる事で柔らかいブラスが凹み、弦が動かないようになります。
しかし、これも消耗品。
良い感じを通り越して、溝が緩くなり、ちょっとばかり弦が暴れる感じになりました。こうなると、音は少し悪くなります。

さて、そんなこんなで、とうとう購入しました。

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KTSのチタン製のサドルです。
(川崎の山野楽器にはこれしかなかったのですね)

まさか、チタンにいくとは思いませんでしたね。

これを買う前は、純正と同じブラス製か、ナイロン製を買おうと思っていたのです。

一般的なイメージとしては、ブラス製はトレブリーな音(高音が強調されたような音)、ナイロン製は柔らかい音と言われています。それでは、チタンはどうなのでしょう。

まだ、実際に交換して音を出したわけでは無いのでなんとも言えませんが、ブラス製に比べるといくらかマイルドになるようです。金属として柔らかい方に入るらしく、溝が出来やすいとか…σ(^_^;)
長く持つのか心配ですが、ナイロン製だと音に張りがなくなるのではと心配してたので、丁度良かったかもしれません。

そういえば、昔は地元の楽器屋でも、比較的簡単にブリッジサドルを手に入れる事ができました。だいたい3〜4千円位だったと思います。今回、ブリッジサドルを変えようと思い、神奈川県内の楽器屋を横浜を中心に回ったのですが、全然見つけることができませんでした。逆に、TUNE-O-MATICのブリッジごと売ってるんですね。駒だけ欲しいのに、数万円も払えるか!って感じでした。

昔のメインとして使っていたギブソンの黒のレスポールナッシュビルタイプのブリッジが付いていて(同じTUNE-O-MATICでも、ナッシュビルタイプの方がABR-1よりゴツイです)、ブリッジサドルをテフロン製の物に変えていました。
テフロンのサドルは少し変わり種ですね。音は少し丸くなり、粒立ちがはっきりするような気がしました。悪く言えば、輪郭は多少ぼやけた感じでしょうね。

チタン製のサドルは、交換は少し先になりそうです。同時にペグも変えようと思っています。
ペグの細かい話はまた別の機会に。

ではでは。

【初心者向けギター講座】多岐にわたる、エレキギターの選び方 番外編② 試奏時のポイント

※これからギターを手に入れる人のための記事です。ギターを手に入れる方法として、人から譲り受ける、拾ってくる、製作する、購入する等いろいろな方法がありますが、ここでは、購入する場合についての話をしていきます。

 

さて、このコーナーでは、エレキギターを始める人が、どのようにエレキギターを用意するのがいいかについて書いています。

この記事は、以下の記事の続きです。

【初心者向けギター講座】多岐にわたる、エレキギターの選び方 その③ 試奏をしてみよう。 - おっさんトモの、音楽生活

 

さて、僕が試奏の時に重点的にみる事は以下です。

・重くないか

重いと、弾いていて疲れます。軽いほうが、長い間練習できますね。

長時間練習できるほうが、短期間で上達します。

これはステージでも同様で、ライブで演奏するようになると、軽いという事がどれだけアドバンテージになるかという事が身にしみて感じられると思います。

・ネックは握りやすいか

ネックの重要性は以前に話しています。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

【初心者向けギター講座】多岐にわたる、エレキギターの選び方 その① ギター選びで大切な事 - おっさんトモの、音楽生活

・音のバランスはどうか。

全部の弦を鳴らしてみます。

ローコードを弾いたり、ハイコードを弾いたりして、音量のバランスを確認します。

低音だけ出ていないか、高音だけ出ていないか、音が出にくい弦がないかなどを確認しながら丁寧に弾きます。

・単音の音はどうか、サスティーンはどうか

単音で丁寧に鳴らしたとき、どのくらい音が伸びるか(サスティーンはいいか)。音の立ち上がりはどうか、粒立ちはいいか。

まぁ、感覚です。いいと感じる音は人によって違いますので、自分がいいと思うものを探します。

セレクタースイッチの操作性はどうか、スイッチを変えるとどうか

エレキギターはピックアップというマイクで弦の振動を電流に変えています。中身はコイルです。電線が磁石の周りにぐるぐる巻いてあるコイルです。

ボディについていて、弦の下に見えるあれです。

ピックアップはネック側とブリッジ側に分かれているものが多いです。フロントとリアという言い方もします。レスポールなどでは、RHYTHMとTREBLEと書いてあります。フロントピックアップとリアピックアップの音は全然違います。

音を文字で伝えるのは難しいですね。一般的にリアはジャッキッとした音がでます。フロントは角が取れたようなまろやかな音がでます。僕はリアをバッキングに使って、フロントでソロを取ることが多いですが、演奏中に切り替える事が多いです。

ここで注意するポイントは、切り替えやすい事。切り替えたときに音の大きさが変わらない事。

・音のキャラクター、アンプとの相性はどうか

ここまでは音のバランスや音の感じを見ていましたが、最終的にはギターのキャラクターを見ます。

このギターはこういう音がでる。こういう感じで使えそう、など。

最終的に、そのギターの印象はどうであったか、きちんと覚えておく必要があります。

また、試奏した際のアンプとの相性なども見ておくと便利です。

このギターはこのメーカーのアンプには合うけど、こういうアンプには合わないなという事がよくあります。

どのようなアンプに合うかを試奏時にチェックしておく事は必要です。

 

 

 

さて。僕は試奏時にこのような事を中心に見ています。

実際に、大学時代にFenderのMustangを購入したときの様子を簡単にご紹介します。

 

まず、その時に所有していたギターは以下のものでした。(今はすべて整理してしまって手元にありません)

GIBSON ResPaul Studio EB With G/H 重い、ネック太い

・国産ストラトタイプ 普通の重さ(4キロくらい?)ネック細い、音が悪い

・モーリスアコギ M400 ピックアップ付けました まぁまぁ良い音

この時欲しかったのは、ギターボーカルを行う時に使用するギターです。

ポイントは、軽い。クリーン時の音がきれい。です。

その事から、FenderのMustangかTelecasterにしようと思っていました。

 

Mustangがあったので、それを試奏しました。ちなみに、Telecasterは以前に弾いていた事があったので、音のキャラクターはなんとなく知っていました。Teleの特徴はすっごくジャキジャキ感が強いですね。

MustangをFenderのアンプで試奏しました。Fenderのアンプは、シングル系のピックアップに非常に相性が良いですね。ライブハウスにはあまりありませんが・・・。

高音がとても煌びやかに出る感じ。かといって、Teleのように変に主張しないで、とてもいいアクセントになる印象でした。反して低音は非常にチープです。全然出てくれない。でも、そんなのは問題ありませんでした。弦のテンション感はショートスケールというだけあって多少ペチペチした感じでしたが、それでもFenderアンプとの黄金の組み合わせに撃破され、その日帰ったときには購入を決意していました。

ちなみに、Mustangをマーシャル+Z.VexのBox of Rock(僕が考えるハム用の最強コンビ)で弾いたときは、全然思った音が出せませんでした。

ディレイやコーラスんどの空間系のエフェクターが非常に良い感じで掛かります。

調子に乗ってあまりかけすぎるとわざとらしいというか、不自然になるので注意です。

今でも、Mustangの音は非常に良いポイントで使用できるので気に入っています。

 

このように、きちんと音のキャラクターを知った上でギターを購入できるので、試奏時にちゃんとギターのキャラクターを捕らえておく事は重要だという事です。

【初心者向けギター講座】多岐にわたる、エレキギターの選び方 その③ 試奏をしてみよう。

※これからギターを手に入れる人のための記事です。ギターを手に入れる方法として、人から譲り受ける、拾ってくる、製作する、購入する等いろいろな方法がありますが、ここでは、購入する場合についての話をしていきます。

 

さて、このコーナーでは、エレキギターを始める人が、どのようにエレキギターを用意するのがいいかについて書いています。

これまでの記事は、以下を参照して下さい。

【初心者向けギター講座】多岐にわたる、エレキギターの選び方 その① ギター選びで大切な事 - おっさんトモの、音楽生活

【初心者向けギター講座】多岐にわたる、エレキギターの選び方 その② お店に行ってみる。 - おっさんトモの、音楽生活

 

さて、前回(その②)は、お店に行ってみるというテーマでした。

今回は、実際に試奏(ためしに弾いてみる事)してみましょう。

 

お店で、自分の予算にあって、ちょっとこれはいいかも・・・と思ったものは、試しに弾いてみる事をお勧めします。

僕は、靴を通販で買いたくないです。その靴がちゃんと自分の足にあっているか、確認して買いたいというのがあります。

楽器屋で試奏するというのは、靴屋での試着に相当します。

やはり、弾いてみて、しっくりくるものが欲しいです。

 

1.店員さんに声をかける。

さて、店員さんに「このギターを弾いてみたいんですけど」というと、少々お待ち下さいと言われ、盗難防止用のワイヤーを外されます。最近はこのようなものが付いているので、試奏するのが大げさな感じになりました。僕も少し声をかけにくいです。

で、簡単にチューニングをしてくれます。楽器屋では、弦を緩めてかけてあるので、それを一度きちんとチューニングしてくれるわけです。ここでチューニングが終わると、店員さんがポロポロ弾き出します。これが意外に上手かったりするので、自分が弾くのが申し訳なく思ったものです。でも、問題ありません。店員さんは、きちんとチューニングが揃っているか、簡単に音がきちんと出ている事を確認しているくらいです。気にする事はありません。

 

2.試奏するアンプを選ぶ。

普通の気が利いた楽器屋さんであれば、何で(何のアンプで)試奏しますか?という事を聞いてきます。これは、アンプによって音がかなり違うからです。

お勧めは、演奏するときの環境に出来るだけ近い状況で弾くという事です。

つまり、アンプも、ライブハウスに置いてある確立が非常に高い、Marshallなどで試奏する事が望ましいという事です。

わからない場合は、店員さんに聞いてください。お勧めでと聞けば、適当なアンプを指定されます。ここで、いい店員さんであれば、スタンダードなアンプを紹介してくれるでしょう。

 

3.弾いてみる。

弾いてみます。

初心者は、弾きやすいか、弾いていて気持ちがいいかを重点に弾いてみるといいです。

僕が試奏の時にみるポイントは、少し長くなるので、別の機会に書きます。

試奏をするときは、場合によってはピックガードのところに紙を貼られたりしますが、それははがさないで試奏して下さい。

ピックアップを変えてみたり、アンプのセッティングを変えてみたりして、ギターの音もチェックできます。自分が出したい音のイメージがある場合はそれに近いものを選べばいいですが、沢山のギターを弾いてみて違いを確認する事がいいです。

 

4.店員さんにお礼を言って返す。

特に、何か言わなくていいです。良いと思えば良いと言えばいいし、少し合わなければ合わないと言えばいいですが、その後のごり押しセールスを避けるためにわざわざ悪いところを探す必要はありません。

「ありがとうございました。検討させてください」がスマートです。自分が悩んでいる事があれば、それを正直に相談してみる事もいいと思います。

自分が初心者だという事をきちんと伝えておけば、店員さんは親身になって説明してくれます。

 

5.よく悩む。

弾いたときの感覚が残っているうちに、よく悩んで下さい。

ギターは売り物なので、試奏したものが、次の週に行ったら売れている・・・なんて事もたまにあります。

本当に欲しい!!と思ったものがあれば、買ったほうがいいですが、また別のものが入荷する事がありますので、それほど落ち込む必要はありません。

安い買い物ではありませんからね。沢山悩んで、愛着のある相棒を手に入れましょう。

 

※試奏をする上でのマナー

アンプの音量は、店員さんが設定したものより大きくしないようにしましょう。

歪んだ音が知りたくて、GAINをあげる場合は、その分、VOLUMEを下げたり、GAINを下げてVOLUMEを上げる場合も、最初より音量が大きくならないように設定しましょう。

最近のアンプは、高出力のものも多く、めちゃくちゃでかい音がでます。楽器屋の入っているテナント状況などによっては、爆音を出す事がダメな場合もあります。

逆に、店員さんがめちゃくちゃでかい音で設定していたので、小さくするという場合はOKです。

店員さんが設定してくれた音量の範囲内で試奏するのがマナーだと思います。

また、これは個人的な感覚によりますが、試奏といって、何十分もひたすら自分の知っている曲を弾いている人がいます。

試奏は練習ではありません。ギターを試す為に奏するのが試奏です。いつも弾いている曲で試すのはOKと思いますが、ひたすら練習はやめましょう。

 

ギター選びは、ペットショップでのペット選びに似ています。

こいつがいい!というものもあります。

ある意味、出会いです。

であうのは奇跡です。良い相棒に出逢ったら、きっと良いギター生活が送れる事と思います。