おっさんトモの、音楽生活

日々の生活をちょっとだけ豊かにする音楽。おっさんになった僕(トモ)の30歳から始める音楽生活を紹介します。

ギターのフレット磨き

どうも、おっさんトモです。

全然記事がかけていないのに、とてもたくさんの方が見てくださっているようです。本当にありがとうございます。

おっさんが適当にだらだら書いているだけの記事ですが、何かの参考になれば幸いです。

 

さて、本日はギターのフレット磨きのお話です。

 

 

新品で購入したギターやきちんとメンテナンスされたギターはフレットがピカピカしていてとても滑らかです。フレットが滑らかなことで、チョーキングが滑らかに行えたり、コード変更がスムースに行えたりします。僕の印象では、きちんと磨かれたフレットとそうでないフレットでは響き自体も大きく変わるように感じます。

 

そうです。ギターのフレットは磨くものです。

 

 

ギターを扱っている楽器屋では、たいていフレットを磨く為の研磨剤を売っています。

下は僕がいつも使用しているギターのメンテナンスグッズです。

 

f:id:tomoguitar:20171023001557j:plain

一番左のチューブが、たぶん一番メジャーな研磨剤。

FERNANDESの946、スクラッチメンダーです。これ、ギターのフレット磨き以外にも、非常に優秀で、金属製品の磨き、艶出しはこれで十分です。

 

フレットを研磨剤で磨いてピカピカにするのですが、フレットは指板に打ち込まれています。指板は大抵木製です。フレットに研磨剤をぶっかけて指板ごとごりごり磨くなんてことは絶対にやってはいけません。100%指板が痛みます。

 

指板はあらかじめマスキングします。

マスキングテープはホームセンターで購入できます。

こんな感じ。

f:id:tomoguitar:20171023002350j:plain

これ、めちゃくちゃめんどくさいです。ほんと、めんどくさいです。

マスキングテープの端がきちんとフレットの横にあたる状態で貼り付け、隙間や浮きがないようにしっかり押さえつけます。

フレットの間隔は一つずつ違うので、いくつかの幅のマスキングテープをそろえる必要があります。

それでもハイフレットの狭いところなどは、マスキングテープを半分に切って使用しています。

全て貼り付けるとちょっとした達成感です。どうせすぐはがすんですけどね。

 

本日は2本分。

先ほどの335と、IbanezのRG。

f:id:tomoguitar:20171023002956j:plain

なんとか2本ともマスキングを完了しました。

あとは、先ほどの研磨剤を少量つけてウエスでこしこし。

(この研磨剤がついたウエスやクロスは絶対にボディ磨き用とは別にしておいてください。研磨剤がついたクロスでギターのボディを磨いたら取り返しのつかないことになります)

 

f:id:tomoguitar:20171023003244j:plain

磨いていくと、こんな感じになります。

写真だと少しわかりにくいかな。どこまでが磨いたフレットか判るでしょうか。

(左の2本はまだ磨いていないです)

磨くのは、少し大変ですが明らかに奇麗になっていくのでとてもやりがいがあります。

 

f:id:tomoguitar:20171023003456j:plain

あっという間にピカピカに磨きあがりました。

注意点としては、フレットの脇に研磨剤が残りやすいので、ウエスやクロスの中で爪などを立てて、十分に拭き取るようにします。

(拭き取りが十分でないと白い剤が残って結構目立ちます)

 

あとはマスキングをはがして、指板をレモンオイルなどで補油して、弦を張って完成です。

 

一番面倒なのは、やはりマスキングです。

考える人はいるもので、こんなグッズも売っていて買ってみたことがあります。

f:id:tomoguitar:20171023003937j:plain

金属のプレートをフレットに押し当てて、指板を保護しながらフレットだけ磨けるという・・・

考えた人天才だなぁ!と思って使ってみたのですが、やはり、フレットと金属プレートの隙間にどうしても研磨剤が入り込んでしまうのです。残念。

ただ、ごく少量の研磨剤で簡単に磨くときなどは、大げさにならないので非常に便利です。

 

さて、今回はフレットの磨き方(ほとんどマスキングテープの貼り方)についての記事でした。数千円で実施できて非常に効果のあるメンテナンスなので、是非お試しください。

 

ではでは!

音楽を演奏する人にとって最も重要なこととは

どうも。妄想ギタリストおっさんトモです。

 

今日は、音楽を演奏する人にとって最も重要な事という壮大なテーマの話です。

ただ、当たり前のことなので、どちらかというと初心者向けの内容になってしまうかも。。。

 

音楽を演奏する上で重要な要素というのはたくさんあります。

 

たくさん練習していい音を出すこと。

リズム感を鍛えること。

いい楽器を使うこと。

神を降臨させること。

自分に酔うこと。

楽しむこと。

 

いろいろと考えられる中で、僕が、音楽を演奏する上で最も重要だと考えること。

 

それは、音をきちんと聞くことです。

 

一人で演奏しているときは、自分が出している音をきちんと聞くこと。

だれかと一緒に演奏しているときは、自分と自分以外の人が出している音をきちんと聞くこと。

結局、これが一番重要です。

 

では、なぜ、演奏する人が自分の音をきちんと聞く必要があるのか。きちんと聞くとはどういうことか。僕なりの考えを書きます。

 

そもそも、音楽を演奏するということは、誰かに音、音楽を届けるという作業です。

練習は例外として。

 

一人で演奏しているときは自分に、数人で演奏しているときは周囲に、ライブなどをやるときはお客さんに、自分の、自分たちの音楽を耳まで届けるという作業が、音楽を演奏するということです。

 

そんなの当たり前じゃん。

そうですね。

 

ですが、よく、初心者やアマチュアのバンドを見に行って、あ~、この人たちは自分たちが出している音が全然聞こえていないんだろうなぁというバンドがたくさんいます。

音自体がひどい音だったり、バランスが全然うまくなかったり(これはPAの責任がほとんどですが)、何を聴かせたいのか全然わからない。

逆に、演奏がそれほどうまくなくても、とても伝わってくる演奏があります。ああ、この人たちは、自分たちが届けたいものが何かわかっているんだなとか、まだそれほどうまくないけど、こういうことを伝えたいんだろうなという想像を掻き立てられながら聴くことになります。

 

結局、何が違うのかといえば、自分たちが出している音がわかっているかわかっていないかだと思うんです。

 

僕が小さい頃にピアノを習っていたとき、基礎練習ばかりで全然楽しくありませんでした。なぜこんな訓練のようなことをするのか。一日休んだら取り戻すのに三日かかると言われ、毎日1時間半、どこか義務感のようなものを感じてピアノに向き合っていたものです。

そんな状況でも、なぜかやめるという事は考えつかなくて、自分にとってのピアノは生活の一部としてなくてはならないものでした。

それでも、自分の周りにはクラシック音楽に触れる環境が揃っていましたので、いつかはこんな曲が弾いてみたいと思うようになっていたりしました。

 

小学5年の時に、ベートーベンの月光という曲をよく練習していました。月光の第一楽章はとてもゆっくりした曲。ピアノで1オクターブ届けば弾ける曲なので、3~4年くらいから弾いていたと思うのですが、何回も何回も弾き続けるうち、毎回、なんか違うなと。

 

はじめは、ケンプという人のカセットテープを擦り切れるくらい聴いていました。3年くらいの時に、アシュケナージという人のCDを聴くようになりました。

クラシック音楽というのは、演奏家の解釈の仕方や表現によって同じ曲でも全く別物になります。今聞けば少し印象が違うかもしれませんが、ケンプの演奏はどちらかというと単調。多少癖はあったような気がしますが、僕にとっては少し退屈。アシュケナージという人は結構癖が強くて、情熱的な演奏。この2人の演奏は、逆といっていいほど違うんです。

 

自分はとりあえず弾けるようになるのは早かったのですが、そこからが問題でした。

 

自分が弾きたいと思っている音と何か違う。

鍵盤のタッチであったり、レガートのかけ方、音の切り方、ペダルの使い方、全体のフレーズのイメージ、速さ、強さ。気になりだすと、何もかもが気に入らない。こんなものは自分の出したい音じゃない。自分のやりたい演奏じゃない。

 

どうすれば、自分がイメージする音に近づけるのか。

どうすれば、自分が表現したい演奏に近づけるのか。

 

それからは、自分の音を聞くという事を特に意識して練習するようになりました。自分が出しているつもりの音は、自分が出している音とは全く違います。

運よく、うちには演奏をそのままMDに録音できるマイクとラジカセがあって、それで自分の演奏を録音して聴いていました。自分の演奏を録音して後で聞くと、全然ニュアンスが違ったりします。

このギャップを、できるだけなくすように、演奏中も自分がどういう音を出しているかに細心の注意を払いながら演奏します。このころが、自分が音楽的に一番上達していたのではないかな。

 

このギャップがなくなるころ、僕は中学2年になっていて、平日は3~4時間、休みの日はピアノの部屋にこもって一日中ピアノを弾いていることも普通になっていました。

その頃は、もう義務感も消えていて、ただただ自分の演奏ができるように、自分が納得する演奏ができるようになりたかった気持ちが強かったのを覚えています。

 

 

ギターも同じ。

バンドも同じ。

 

今の僕には、もうあの頃ほど集中力も、情熱も残っていません。なのでギターも全然上達しません(笑)

耳もずいぶんなまっているし、自分の出したい音が出せているかというと全然わかりません。

ただ、これから音楽で人に何かを伝えていきたいと考えている人たちに、あえて何かを伝えるとするならば、その音は本当に自分が出そうとしている音なのか、その演奏は本当に自分が伝えようとしている演奏なのか、まずは自分が聞けるようになりなさいという事です。

 

ろくに自分が出している音も演奏もわかっていないのに、音楽性だの、機材の良し悪しだのを語っているなんて本当に滑稽だ。

 

あ、僕の事か(笑)

鳴るギター、鳴らないギター

どうも、おっさんトモです。

前回の記事で書いたように、最近遊具をゲットした私です。

 

この記事はとても長いので、暇な時にゆっくり読まれることをお勧めします。

なお、伝わりやすいように画像などで説明したかったのですが、絵は一切ありません。

想像力をフル活用してお読みください。

 

私の手に入れた80年製のmorris w-50は、ナットとサドルの調整だけで結構綺麗な音を出してくれている。

以前持っていたM-400に比べると、ボディはしっかりしていてどっちかというとジャキッとした感じの音かな。合板だからか箱なり感は少ないけど、とてもバランスいいし、ピックでストロークすると音量もそこそこある。

 

はたして、この23000円のギターの音は良いのか悪いのか。

 

よく良いギターの説明をするときに耳にするのが、『鳴ります』というものです。ちとこの辺の曖昧な表現が、いつも数値を扱うエンジニアの私には分からなくて、結構調べてみてました。

単板は鳴りやすい、合板は鳴りにくいとか、箱鳴りするとか、馬鹿鳴りする、弦鳴りするとか。音量がでかいのが鳴るギターだとか、倍音が豊かなのが鳴るギターだとか。ある場所では鳴らないギターは楽器ではないとかまで言ってたり。いやいや、そんな事は無いだろうと、楽器だろうと、そんな事を思いながら、鳴るギター、鳴らないギターってどういう事を言うのだろうって考えてたわけです。

ちなみに、私のw-50が鳴るのか鳴らないのかは良くわかりません。結局鳴るとか鳴らないとかってのは相対的なものであって、絶対的な評価基準は無いからです。

 

長い前置きになりましたが、今回は、鳴るギターと鳴らないギターについて、エンジニアとしての私がちょっと違う切り口で考えてみようのコーナーです。

 

まず、そもそも楽器とはどういうものか。

楽器とは、特定の周波数の振幅を増幅して大きな音として出力する道具です。まぁ、厳密には、楽器には演奏が出来なければならないという縛りがあるので、特定の周波数というのをコントロール出来るという条件が加わります。が、鳴りを主題におきますので、今回はプレイアビリティの部分には触れません。念のため。

 

例えば、リコーダー。

吹き口から空気を吹き込むと、その吹き込まれた空気がラビュームというエッジにあたります。

エッジに当たった空気は、様々な周波数の振動を発します。

その振幅を持った空気は、出口に向かって流れますが、この時、ラビュームから出口までの距離(以下管長)と綺麗に重なる波長を持った振幅だけが増幅されます。管長の倍の波長、管長と等しい波長、管長の半分の波長…に加え、僅かですが1.5波長、2.5波長、3.5波長など、波の節が管長に重なったものも増幅されます。このうち、最も振幅の大きな音、つまり、波長が一番長い管長の倍の音が一番大きな音として基準の音になります。

 

これはギターにも言える事で、弦長の倍の波長が増幅されたものが基準の音となり、それに様々な波長の成分が付加されて我々の耳に届きます。

 

さて、ギターという楽器は、リコーダーと違い、弦が弾かれた時点で発せられる周波数が決まります。その弦の振動をナット(またはフレット)とサドルで受け、それをボディとネックで増幅します。ここで、弦振動をどれだけ増幅できるかによって音量が、どの周波数帯を強調するかによって音質が決まります。

 

世の中の鳴るギター、鳴らないギター争論には、この音量を重視するか、音質を重視するかがぐちゃぐちゃになっているようです。音量が出るのが鳴るギター?倍音が豊かなのが鳴るギター?こういう感じで、そもそも鳴るギターってなんなのよ?ってなってるのでしょう。

 

ここで、とにかく音量が出るのが良いギターと考える場合。(多分、ほとんどの場合こちらのことを言ってる気がします。)

音量というのは、波の振幅を大きくするということです。どういうことかと言うと、弦自体の振動をきちんと受け止めつつ、その振動をネックやボディに伝え、板自体や箱の中の空気を振動させて大きくして出力するということです。一番大きな音とが聞こえるのはサウンドホール前だと思うので、一番増幅されるのはボディ内の空気を振動させる時ですね。空気を振動させるにはボディの板が振動しなければなりません。ボディの板が振動するには、ブリッジやネックがきちんとボディに振動を伝える必要があります。

ネックは、ボディサイドに接続されていますが、ボディサイドからの増幅に比べれば大きな振動が期待できるボディトップからの入力であるブリッジが重要と言えるでしょう。また、ボディに効率良く振動を伝えると考えると、ネックは弦振動を殺さないように硬いべきだと思います。ボディ自体は、あらゆる周波数に対して柔軟な振動をすることが望ましく、きちんと振動を空気に伝えるだけの剛性と、振幅を大きくする柔軟性が必要です。その2つのバランスがいい単板という素材が、大きな音量を狙うギターに使用されてきた理由だと思います。接着剤で貼り合わせた合板は剛性は上がりますが、柔軟性を犠牲にしますから、どうしても振幅は稼ぎづらいですよね。

 

さて、音質がいい(これまた微妙な表現ですが)のが鳴るギターだとした場合。

倍音が豊かとか、低音がよく出るとか、そういった音質に関わる要素は、ギターにとっては非常に多様です。つまりは、どの部分を強調して増幅させたいか(どんなキャラクターの音にしたいか)があって、その狙いを構造や材質によってコントロールしているという事です。前者であれば、ボディサイズ、ブレージング、板厚など、形状に関する事ですし、後者であれば木材の種類や単板、合板の選択でしょう。場合によってはある周波数を削るためにわざと鳴りにくい構造をとったりもするかもしれません。ある人はそれを鳴らないと表現するかもしれませんが、別の人は倍音が綺麗で鈴鳴りだと表現するかもしれません。

 

結局は、鳴るか鳴らないかは一概に言えるものではなく、どのような音を求めるかによって変わるという事です。

(さらに言うと、増幅され発せられた音がどのように演奏者や聴き手に伝わるかと言うのも重要な要素ですが、今回は割愛します。ただし、かの高級バイオリンStradivariusが、演奏者に対する音の指向性特性が特異だった事から、鳴る議論の要素としては非常に重要とは考えます)

 

では、楽器としての実力(優劣)は『鳴る』などといった簡単な基準によって判断することができない、というとそうでもないと思います。

はじめに戻りますが、楽器というのは、特定の周波数の振幅を増幅して大きな音として出力する道具といいました。特定の周波数というのが、楽器を楽器たらしめる要素であり、増幅させたい周波数がきちんとコントロールできるかというのが楽器としての生命線とも言えます。よく、音抜けとか音の分離と聞くのもこの事で、必要のない雑味を取り除いて、いかに必要な振動だけを十分に増幅できるか。が重要なのです。そこに明確な狙いがあり、あえて味わいや趣を残すのは楽器として優秀な部類に入るでしょう。

 

さて、私のw-50ですが、オール合板、ボディしっかりめの作りなので、つま弾いた際の音量は小さめな印象です。ただ、その分倍音が綺麗で、低音から高音までのバランスが良いです。ストロークは歯切れよく、弦の振動を殺さないからか音量は大きめ。ボディがビリビリ振動してる感じは少ないが、張りのいい音がします。

これが果たして鳴るギターと言うのか言わないのかはわからないですが、少なくとも23000円の価値は十二分にあったと感じでいます。

 

さて、今回は鳴るギター、鳴らないギターについて、たくさんの人が書いている切り口とちょっとずらして攻めてみました。

あえて最後に明記します。

この記事に記載された内容はすべて個人の主観です。

Morris W-50 と、その弦高調整

どうも、おっさんトモです。

 

数年前に愛用のアコギを手放してから、たまに発症していたアコギほしいほしい病。

 

今回、とうとうヤ◯オクでポチってしまい、MorrisのW-50というギターを手に入れました。当時の価格で5万円のギターです。

 

f:id:tomoguitar:20161009221551j:image

 

1979年から1980年のものです。シリアルが9から始まっているので、おそらく79年製造の80年販売。公式には、シリアルナンバーでの判別はできないようです。

 

ヘッドにはTFのロゴが入っています。当時、WシリーズでTFのロゴが入っているものは、すこしだけグレードが高めで、オールハンドメイドでした。中級〜上級をターゲットにしていたようですが、このモデルはTFの中でも一番下のグレードです。

 

ボディは全て合板です。W-50でも、すこし前の年代の一部の機種ではトップにスプルース単板を使用していたモデルもあるようですが、これはしっかり合板です。

サイドとバックはハカランダの合板。ハカランダと言われても、それほど派手な柄でもなく、多少木目がうねっているかなぁと感じるくらいです。

所詮合板なので、過度な期待は禁物です。

バックは3ピースです。

f:id:tomoguitar:20161009222331j:image

中央のチェスナット(くるみだっけ?)はとても綺麗なトラ目です。今ではなかなかお目にかかれませんね。

 

冒頭で出しましたが、ヘッドは縦ロゴ。

f:id:tomoguitar:20161009221551j:image

この時代は、日本のあらゆるメーカーがマーチンやギブソンをコピーしていましたね。

ペグも全てオリジナルで、Morrisのロゴ入りです。

 

f:id:tomoguitar:20161009222819j:image

 

動きも問題ないですね。

 

指板はローズウッドに、アヴァロン貝のヘキサゴンインレイ。

f:id:tomoguitar:20161009222930j:image

すごく綺麗。ローズウッドも最近の指板の材よりよっぽど上質です。

(以前愛用していたギブソンレスポールの指板に比べても、とても目が詰まっていて色の綺麗なローズウッドです)

まぁ、私の中でモーリスのアコギは指板を染めている疑惑があるのですが…

それは置いときまして。

 

届いた直後は、弦高高すぎてこれは無理!!って感じでした。当時のギターって、結構弦高が高めに設定されていて、買ってから自分の好みに調節するようになっていたのではと思います。

 

ネックは微妙に順反り。ボディの膨らみも少ない。とてもいい感じです。

これなら、ナットとサドル高だけで調整出来そうです。

 

まずはナットの調整。

f:id:tomoguitar:20161009223422j:image

プラスチックナットです。普通は、溝切りしながら一本ずつ弦高を調整します。

ただ、それは非常に面倒なので、ナット自体を削って弦高を下げました。これは、失敗できない繊細な作業。しかも、ナットの土台が斜めなので、角度を調節しながら削りました。

ナットの高さ調整は、2フレットのブリッジ側を押さえて、1フレット目を押さえた時に微妙にカチカチ鳴るくらい。

f:id:tomoguitar:20161009223919j:image

これは成功です。6弦側も1弦側も絶妙な、クリアランス。

この方法ではなくて、単純に1フレットでの弦高を見る場合もあるみたいです。

0.6ミリ位が適正な弦高なんだそうです。ただ、今回はナット高の前にサドル高が高すぎるので、その方法は使いませんでした。

 

ナット高さが決まったら、続いてサドル高の調整です。

サドルも、紙やすりで底面をひたすら削ります。

f:id:tomoguitar:20161009224511j:image

何回も外して削ってチューニングして弦高をみての繰り返し。

上は最終的なサドルです。

まだ多少高さに余裕があると思います。

 

最終的な弦高は、1弦側2.2ミリ。6弦側2.6ミリくらいでしょうか。

とてもいい感じに仕上がったと思います。

 

肝心の音なんですが…

 

まぁ、合板の音ですね。それでも、昔自分が使ってたMorrisのM-400と比べると、バランスはいいし、音量もあるし、とても綺麗になってくれてる気がします。均整がとれてます。

 

弦はマーチンのフォスファー弦にしました。ライトゲージです。

昔はミディアム派だった自分ですが、一度ミディアム張ってみたら固すぎて弾けませんでした。

 

さて、今回はW-50の紹介でした。国産のしっかりした造りの名機で、まだまだいい個体が出回っています。私の大好きなドレッドノートタイプ。

決してインターネットオークションで購入することはオススメしませんが、2万円台で手に入るギターとしてはとても当たりだったと思います。

いい家族が手に入りました。

 

f:id:tomoguitar:20161009225943j:image

 

次は単板のギターを目指します(笑)

クルーソン、2ライン・2コブペグと、KTSチタンサドルに交換しました。

家に帰るのが少し楽しみになりました。
どうも、おっさんトモです。

先日お話ししたブリッジサドルとクルーソンですが、先週末に交換しました。

・ペグの交換
f:id:tomoguitar:20150730220130j:image
交換前のヘッドです。

f:id:tomoguitar:20150730214000j:image
クルーソンの場合、ヘッド裏のこの小さなネジだけで取り付けられています。ヘッドの表には、ブッシュがはめ込まれていて、軸が固定されるようになっています。
f:id:tomoguitar:20150730215404j:image

今回交換するペグは、エイジド加工(経年劣化を再現するために錆びさせたり汚れさせたりする加工)されたものです。
ですが、ブッシュとネジはちょっと雑でした。ブッシュはまだ結構ピカピカしてるし、ネジなんて逆に錆びすぎです。
f:id:tomoguitar:20150730215738j:image
f:id:tomoguitar:20150730215750j:image
どちらも左が新品です。
ネジはピッチが違うので、もしかしたら僕のギターについているものは純正のネジではないかもしれません。または、これも年代によって違うのか…
さすがにネジまでは良く分かりません。

ネジのピッチまで違いますし、ブッシュとネジは、元から付いているものを使う事にしました。

交換は簡単です。ネジを緩めて、古いの外して、新しいの付けて、ネジを締めるだけ。弦の交換より簡単です(笑)

はい、そして、これが交換後。
f:id:tomoguitar:20150730220243j:image
f:id:tomoguitar:20150730220324j:image
やはり白いんですよねぇ。
f:id:tomoguitar:20150730220356j:image
裏からの眺めは、なかなかに本物らしい。似てます。
チューニングの安定感は、さすがに新品だけあって最高です。

・ブリッジサドルの交換
f:id:tomoguitar:20150730220545j:image
f:id:tomoguitar:20150731005322j:image
これですねぇ。今回は、KTSのチタンサドルにするか、ナイロンのサドルにするか悩んでおります。
f:id:tomoguitar:20150731005412j:image
f:id:tomoguitar:20150731005431j:image

もともとついていたブラス、つまり真鍮のサドルはかなり高音が強調されるようです。つまり、キンキンした部分が多いと。
チタンサドルは、それに比べればマイルドで上品な感じになるようです。
ナイロンサドルは、60年代では純正で使われていた事もあったようですが、今のものとは違いますね。音は多少こもる感じがするようです。まぁ、柔らかいですからね。

チタンサドルといえば、ラリーカールトンですよね。ミスター335と言われたカールトンですが、結構ソリッドギターを使う事が多いですよね。音も、クランチが効いた爽やかな感じが多いイメージです。
対して、ナイロンサドルといえばクラプトンでしょうか。サイケデリックペイントのSGがナイロンサドルでしたかね。確かに、角が取れた丸みのある音をよく耳にします。

さて、で、どちらをつけたかと言いますと…

f:id:tomoguitar:20150731012132j:image

はいこちら。チタンサドルでした。ナイロンは、予備として置いておきます。
ABR-1のブリッジサドルの交換はとても簡単です。スクリューが落ちないように留めているワイヤーを外して、スクリューを引き上げると外れます。あとは、サドルのネジを外して新しいものを付けるだけです。
ちなみに、ABR-1タイプのブリッジは、スクリューの頭が、ギターのネックの方を向いているのが正しい向きです。なので、サドルは、山がスクリューの頭方向になるように取り付けます。ちなみに、これがナッシュビルタイプになると逆です。(でも、ナッシュビルタイプのブリッジは、スクリューのヘッドがほとんど弦に触れているので、オクターブチューンがとてもやりにくかったです…)

さて、弦がずれないように行うサドルの溝切りですが、当時の純正のサドルは、溝切りはしていないようです。なので、僕も溝切りはしないで、自然に削れて収まるのを待ちます。

さて、肝心の音です。
まだ付けて一週間も経っていないので、サドルが落ち着いていない感じがありますが。ちなみに弦はダダリオの10-46です。

まず、耳障りな暴れる感じはなくなりました。ペグを同時に変えたので、そちらの影響もあるかもしれません。

中域から高域にかけて、倍音が豊かになったというか、少し上品な煌びやかな音色になりました。
生音でも、うっすらコーラスをかけているような不思議な感じです。それも、わざとらしくなくて、とても自然な印象です。
あぁ、このギターはこういう音がするものなんだと、初めてちゃんとした音を聞いたようでとても嬉しかったです。
確かに良くなってます。いい方向に変化しています。
うん、335、やっぱりいいギターですね。

先ほども言いましたが、いかんせん、まだ一週間も経たないので、もう少し落ち着いたらまた印象が変わるかもしれません。

また、スタジオなどで音を出した時にどうなるかも知りたいですね。多分、このギターの刻印ナンバードPAFに合うのではなかろうか。
いつ入れるかわかりませんが、今からワクワクしています。

今回は、ペグとブリッジサドルをチタンサドルに変えるというテーマでした。

では、また!
素晴らしいギターライフを!

f:id:tomoguitar:20150731013940j:image

クルーソン 3 par side ダブルライン 2コブ aged

どうも。
ここのところまた少しずつギターをいじっているおっさんトモです。

今日は、予告していたペグのお話。

ペグは、ギターの糸巻きです。マシンヘッドなどと言ったりもします。

私の愛機のES-335は、70年代前半に作られたものですが、少し特徴的なペグが付いています。

f:id:tomoguitar:20150727061759j:image

通称2コブ。ツマミの付け根のコブが二段になっています。60年代の後半から70年代のある時期まではこの2コブのクルーソンが使われていたようです。

僕がクルーソンにこだわるのは幾つか理由があります。構造がシンプル、軽い、そしてなによりカッコいい。
ゴトーとかシャーラーの金属製のペグは安いし精度もいいし、道具としてはいいと思います。
ただ、僕はギターのペグはツマミがプラスチックの方がかっこいいと思います。特に、クルーソンのあのチェルシーキャンディのようなヌルッとした感じがたまりません。

ただ、私のギターは70年代前半って事もあり、動きが少しシブいです。恐らく、潤滑用オイルが変質してギアにこびりついています。なんどか掃除しようとしましたが、やはり回していくとギアが固いところと緩いところがあります。
これがとてもチューニングをやりにくくしています。

最近、70年前後の335の復刻が増え、クルーソン社も2コブの復刻を作ってくれたようです。しかも、新品のものと、少し使い古した感じを出したaged加工をしたタイプが出ています。

ペグを新しくすると、いかにも付け替えました!っていう感じで目立ちますからね。

それが、これです。

f:id:tomoguitar:20150727063400j:image

f:id:tomoguitar:20150727063626j:image

f:id:tomoguitar:20150727063647j:image

左が新品のaged、右がオリジナルのペグです。
細かく見ると、やっぱり違うんです。

ボタン: 新品のほうが、透明感のあるプラスチック。シャフトが透けて見えています。ヤスリで無理やり擦ったようで、表面はザラザラ。ボタンの頭についているプラスチックを型に流し込む時の跡が新品にはない。新品は少し色はついてはいますが、やはり白っぽい。

本体: 多分、ここは完全に別物です。細かく見ると金属の形状が結構違います。オリジナルは裏(ギターに取り付けた際に完全に隠れる部分)にパテントナンバーの表示があります。また、このタイプは通称ダブルラインと呼ばれ、ギターを裏から見た時の刻印が2列です。オリジナルには「GIBSON DELUXE」の文字、新品には、「KLUSON DELUXE」の文字です。ここはもしかしたら年代によって変わるのかもしれません。

ポスト: 弦を通す部分ですが、ここの形状は完全に違います。特に一番先端の形状ですが、オリジナルは平べったいですが、新品は少し丸っこいです。

エイジド加工(レリック加工)に付いては…。本体の金属パーツはなかなかいいと思います。正直、一番気合い入れて錆びさせているネジはあまり錆びさせないで欲しかったなぁ。あと、ボタンは仕方ないのでしょうかね。オリジナルは艶があり、ヌメッとしてて色も濃い。透明度も其れ程ないです。ヤスリでゴシゴシやらないで、コーヒーのステイン染み込ませてくれるくらいで良かったなぁ。
とはいえ、この加工のおかげで、違和感は最小限にできるでしょう。今までのチューニング時の違和感に比べれば全く問題ありません。

さて、これの取り付けに関しては、また別の記事で書きます。チタンサドルの交換と合わせてね。
変化点が多すぎて、音へのレビューは微妙になる気がしてますが。

ではでは。

ABR-1タイプのブリッジサドルのお話

どうも、おっさんトモです。
こちらのブログ、完全に放置してました。が、意外にも来客が多少あるので、これからは定期的に更新してみようと思います。(ネタがあればね)

さて、本日は、ちょっとマニアックかもしれませんが、ブリッジサドルのお話です。

ギターは、音を出す時に弦に触れている部分が3箇所あります。
一つがナット、一つがフレット、そして、ブリッジサドルです。
弦に直接触れている部分なので、音に関係ない訳がありませんね。

わたくしの愛機、1974年製のES-335には、ABR-1タイプのブリッジが付いています。このブリッジの駒(サドル)は純正だとブラス製です。

f:id:tomoguitar:20150714004954j:image

オリジナルだともともとは弦がはまる溝がなく、弦が押し付けられる事で柔らかいブラスが凹み、弦が動かないようになります。
しかし、これも消耗品。
良い感じを通り越して、溝が緩くなり、ちょっとばかり弦が暴れる感じになりました。こうなると、音は少し悪くなります。

さて、そんなこんなで、とうとう購入しました。

f:id:tomoguitar:20150714005337j:image

KTSのチタン製のサドルです。
(川崎の山野楽器にはこれしかなかったのですね)

まさか、チタンにいくとは思いませんでしたね。

これを買う前は、純正と同じブラス製か、ナイロン製を買おうと思っていたのです。

一般的なイメージとしては、ブラス製はトレブリーな音(高音が強調されたような音)、ナイロン製は柔らかい音と言われています。それでは、チタンはどうなのでしょう。

まだ、実際に交換して音を出したわけでは無いのでなんとも言えませんが、ブラス製に比べるといくらかマイルドになるようです。金属として柔らかい方に入るらしく、溝が出来やすいとか…σ(^_^;)
長く持つのか心配ですが、ナイロン製だと音に張りがなくなるのではと心配してたので、丁度良かったかもしれません。

そういえば、昔は地元の楽器屋でも、比較的簡単にブリッジサドルを手に入れる事ができました。だいたい3〜4千円位だったと思います。今回、ブリッジサドルを変えようと思い、神奈川県内の楽器屋を横浜を中心に回ったのですが、全然見つけることができませんでした。逆に、TUNE-O-MATICのブリッジごと売ってるんですね。駒だけ欲しいのに、数万円も払えるか!って感じでした。

昔のメインとして使っていたギブソンの黒のレスポールナッシュビルタイプのブリッジが付いていて(同じTUNE-O-MATICでも、ナッシュビルタイプの方がABR-1よりゴツイです)、ブリッジサドルをテフロン製の物に変えていました。
テフロンのサドルは少し変わり種ですね。音は少し丸くなり、粒立ちがはっきりするような気がしました。悪く言えば、輪郭は多少ぼやけた感じでしょうね。

チタン製のサドルは、交換は少し先になりそうです。同時にペグも変えようと思っています。
ペグの細かい話はまた別の機会に。

ではでは。