ギターのフレット磨き
どうも、おっさんトモです。
全然記事がかけていないのに、とてもたくさんの方が見てくださっているようです。本当にありがとうございます。
おっさんが適当にだらだら書いているだけの記事ですが、何かの参考になれば幸いです。
さて、本日はギターのフレット磨きのお話です。
新品で購入したギターやきちんとメンテナンスされたギターはフレットがピカピカしていてとても滑らかです。フレットが滑らかなことで、チョーキングが滑らかに行えたり、コード変更がスムースに行えたりします。僕の印象では、きちんと磨かれたフレットとそうでないフレットでは響き自体も大きく変わるように感じます。
そうです。ギターのフレットは磨くものです。
ギターを扱っている楽器屋では、たいていフレットを磨く為の研磨剤を売っています。
下は僕がいつも使用しているギターのメンテナンスグッズです。
一番左のチューブが、たぶん一番メジャーな研磨剤。
FERNANDESの946、スクラッチメンダーです。これ、ギターのフレット磨き以外にも、非常に優秀で、金属製品の磨き、艶出しはこれで十分です。
フレットを研磨剤で磨いてピカピカにするのですが、フレットは指板に打ち込まれています。指板は大抵木製です。フレットに研磨剤をぶっかけて指板ごとごりごり磨くなんてことは絶対にやってはいけません。100%指板が痛みます。
指板はあらかじめマスキングします。
マスキングテープはホームセンターで購入できます。
こんな感じ。
これ、めちゃくちゃめんどくさいです。ほんと、めんどくさいです。
マスキングテープの端がきちんとフレットの横にあたる状態で貼り付け、隙間や浮きがないようにしっかり押さえつけます。
フレットの間隔は一つずつ違うので、いくつかの幅のマスキングテープをそろえる必要があります。
それでもハイフレットの狭いところなどは、マスキングテープを半分に切って使用しています。
全て貼り付けるとちょっとした達成感です。どうせすぐはがすんですけどね。
本日は2本分。
先ほどの335と、IbanezのRG。
なんとか2本ともマスキングを完了しました。
あとは、先ほどの研磨剤を少量つけてウエスでこしこし。
(この研磨剤がついたウエスやクロスは絶対にボディ磨き用とは別にしておいてください。研磨剤がついたクロスでギターのボディを磨いたら取り返しのつかないことになります)
磨いていくと、こんな感じになります。
写真だと少しわかりにくいかな。どこまでが磨いたフレットか判るでしょうか。
(左の2本はまだ磨いていないです)
磨くのは、少し大変ですが明らかに奇麗になっていくのでとてもやりがいがあります。
あっという間にピカピカに磨きあがりました。
注意点としては、フレットの脇に研磨剤が残りやすいので、ウエスやクロスの中で爪などを立てて、十分に拭き取るようにします。
(拭き取りが十分でないと白い剤が残って結構目立ちます)
あとはマスキングをはがして、指板をレモンオイルなどで補油して、弦を張って完成です。
一番面倒なのは、やはりマスキングです。
考える人はいるもので、こんなグッズも売っていて買ってみたことがあります。
金属のプレートをフレットに押し当てて、指板を保護しながらフレットだけ磨けるという・・・
考えた人天才だなぁ!と思って使ってみたのですが、やはり、フレットと金属プレートの隙間にどうしても研磨剤が入り込んでしまうのです。残念。
ただ、ごく少量の研磨剤で簡単に磨くときなどは、大げさにならないので非常に便利です。
さて、今回はフレットの磨き方(ほとんどマスキングテープの貼り方)についての記事でした。数千円で実施できて非常に効果のあるメンテナンスなので、是非お試しください。
ではでは!