クルーソン、2ライン・2コブペグと、KTSチタンサドルに交換しました。
家に帰るのが少し楽しみになりました。
どうも、おっさんトモです。
先日お話ししたブリッジサドルとクルーソンですが、先週末に交換しました。
・ペグの交換
交換前のヘッドです。
クルーソンの場合、ヘッド裏のこの小さなネジだけで取り付けられています。ヘッドの表には、ブッシュがはめ込まれていて、軸が固定されるようになっています。
今回交換するペグは、エイジド加工(経年劣化を再現するために錆びさせたり汚れさせたりする加工)されたものです。
ですが、ブッシュとネジはちょっと雑でした。ブッシュはまだ結構ピカピカしてるし、ネジなんて逆に錆びすぎです。
どちらも左が新品です。
ネジはピッチが違うので、もしかしたら僕のギターについているものは純正のネジではないかもしれません。または、これも年代によって違うのか…
さすがにネジまでは良く分かりません。
ネジのピッチまで違いますし、ブッシュとネジは、元から付いているものを使う事にしました。
交換は簡単です。ネジを緩めて、古いの外して、新しいの付けて、ネジを締めるだけ。弦の交換より簡単です(笑)
はい、そして、これが交換後。
やはり白いんですよねぇ。
裏からの眺めは、なかなかに本物らしい。似てます。
チューニングの安定感は、さすがに新品だけあって最高です。
・ブリッジサドルの交換
これですねぇ。今回は、KTSのチタンサドルにするか、ナイロンのサドルにするか悩んでおります。
もともとついていたブラス、つまり真鍮のサドルはかなり高音が強調されるようです。つまり、キンキンした部分が多いと。
チタンサドルは、それに比べればマイルドで上品な感じになるようです。
ナイロンサドルは、60年代では純正で使われていた事もあったようですが、今のものとは違いますね。音は多少こもる感じがするようです。まぁ、柔らかいですからね。
チタンサドルといえば、ラリーカールトンですよね。ミスター335と言われたカールトンですが、結構ソリッドギターを使う事が多いですよね。音も、クランチが効いた爽やかな感じが多いイメージです。
対して、ナイロンサドルといえばクラプトンでしょうか。サイケデリックペイントのSGがナイロンサドルでしたかね。確かに、角が取れた丸みのある音をよく耳にします。
さて、で、どちらをつけたかと言いますと…
はいこちら。チタンサドルでした。ナイロンは、予備として置いておきます。
ABR-1のブリッジサドルの交換はとても簡単です。スクリューが落ちないように留めているワイヤーを外して、スクリューを引き上げると外れます。あとは、サドルのネジを外して新しいものを付けるだけです。
ちなみに、ABR-1タイプのブリッジは、スクリューの頭が、ギターのネックの方を向いているのが正しい向きです。なので、サドルは、山がスクリューの頭方向になるように取り付けます。ちなみに、これがナッシュビルタイプになると逆です。(でも、ナッシュビルタイプのブリッジは、スクリューのヘッドがほとんど弦に触れているので、オクターブチューンがとてもやりにくかったです…)
さて、弦がずれないように行うサドルの溝切りですが、当時の純正のサドルは、溝切りはしていないようです。なので、僕も溝切りはしないで、自然に削れて収まるのを待ちます。
さて、肝心の音です。
まだ付けて一週間も経っていないので、サドルが落ち着いていない感じがありますが。ちなみに弦はダダリオの10-46です。
まず、耳障りな暴れる感じはなくなりました。ペグを同時に変えたので、そちらの影響もあるかもしれません。
中域から高域にかけて、倍音が豊かになったというか、少し上品な煌びやかな音色になりました。
生音でも、うっすらコーラスをかけているような不思議な感じです。それも、わざとらしくなくて、とても自然な印象です。
あぁ、このギターはこういう音がするものなんだと、初めてちゃんとした音を聞いたようでとても嬉しかったです。
確かに良くなってます。いい方向に変化しています。
うん、335、やっぱりいいギターですね。
先ほども言いましたが、いかんせん、まだ一週間も経たないので、もう少し落ち着いたらまた印象が変わるかもしれません。
また、スタジオなどで音を出した時にどうなるかも知りたいですね。多分、このギターの刻印ナンバードPAFに合うのではなかろうか。
いつ入れるかわかりませんが、今からワクワクしています。
今回は、ペグとブリッジサドルをチタンサドルに変えるというテーマでした。
では、また!
素晴らしいギターライフを!